ローリスクの信用取引

委託証拠金を多めに入れることでリスクを抑える

信用取引は、委託証拠金として預けたなけなしの自己資金を上回る損失が発生する大きなリスクがある怖い投資手法だと感じている人も多いでしょう。ある意味正しい認識といえるかもしれませんが、そのリスクのために投資の選択肢を狭めてしまうのは勿体ないでしょう。 実は、信用取引につきもののリスクを抑えながら、信用取引のいいところを取り入れる方法があります。その一つが、委託証拠金として差し入れる金額を多くするという方法です。要するに取引したい金額に近い自己資金や株式を委託証拠金として預けるのです。こうすることでレバレッジに関するリスクを消すことができるでしょう。自分の持っている資金に見合った取引しかしないことで、仮に損失が生じた場合でも現物取引をしていた感覚と同じレベルの損失しか生じません。もちろんレバレッジをかけるメリットは消えますが、信用取引を使うことで値下がりに備えた売りから入ることができるメリットは活かせるでしょう。

レバレッジを活用して少額で値下がりリスクに備えることができる

信用取引をローリスクで活用するもう一つの方法は、現在持っている株式等の価格が上昇している時に値下がりに備えるために活用するという手法です。例えば、ある会社の株式を保有していて100万円まで価値が上がっている状態にあり値下がりの心配がある時に、30万円の自己資金を委託証拠金として預けて信用取引で100万円の売りを行うのです。 その後、株価が20万円値下がりした場合は、信用取引側で買いを入れて反対売買を行うことで20万円の利益が出ることになりますので、保有株の株価下落分20万円の値下がり損をカバーすることができるでしょう。 また、予想に反して20万円値上がりした場合は、保有株の評価益20万円が発生しますので、信用取引側の損失の20万円をカバーすることができるはずです。保有している現物株と組み合わせて信用取引を活用することで、少額の自己資金でリスクヘッジをすることができます。ローリスクの信用取引の手法として覚えておくといいでしょう。